昔のキットレンズとは全然違う。いい意味で裏切られる、シャープによく写るZ DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR。Zfc との組み合わせです。Nikon Zfc×Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR で撮影しました。

早起きしてレインボーブリッジの遊歩道 入り口へ向かいました。確か9時開門の記憶があったのですがこの日は10時でした…芝浦の景色を撮影して時間を過ごし、10時にレインボーブリッジへ。お台場方面との往復が約1時間です。なかなか歩きます。海風をずっと浴びるので寒いです。しかし、ここからでしか望めない景色があります。夕景も綺麗です。

Nikon Zfc に Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、両者の設計が良く噛み合った素晴らしい組み合わせ。カメラが初めての方でも使いやすいです。Zfc については前回スペックなどを書いたので、興味のある方はそちらを見てください。


ズミクロンやエルマーの沈胴のように、沈胴レンズとはクラシックなスタイル限定だと思っていました。しかし現代のレンズにも応用されているんですね。無知でした、現代のレンズで見たことがなかったもので。


⚫︎の位置から16mmの位置まで回してやっとレンズのスタンバイに入ります。そこから回して各焦点に合わせます。このレンズはDXレンズ(APS-Cセンサーサイズ用)なので、表記の数字1.5倍した数字が35mm判換算の焦点距離になります。
16mm(24mm)、24mm(36mm)、35(52.5mm)、50(75mm)

質量が135gです。すごく軽いです。なのによく写ります。しかもズームです。このレンズに関して、私はフードは使いません。せっかくレンズが薄い仕上がりなのに、スポイルさせてしまうのは勿体無いからです。光が気になるときは、手で「ハレ切り」をするようにしています。普段は光を屈折させることなくレンズに光を通したいので、フィルターは使わない派なのですが、レンズを守るために例外でフィルターをつけています。


同じ立ち位置で撮影してみました。結構、距離に差が出ます。富士山の頂に雪が積もり始めましたね。酷暑の記憶がどこかにいってしまいました。

4.5段の高い手ぶれ補正効果を発揮する光学式VR機構を内蔵。体感でしかないですが、1/15秒、1/30秒は余裕だと思います。この薄いレンズの中にどんなマジックがあるのでしょう。本当によく写ります。爺さんになって重いものが持てなくなったら、これ1本でいいかもしれません。自転車に乗ってビル・カニンガムのように。確か、ビル・カニンガムもNikonでしたね。

単焦点を長く使ってきた私にとって、ズームレンズを初めて使ったときは、どう使っていいのか分かりませんでした。便利だけど、どこに立てばいいの? と、戸惑うばかり。カメラマンの友人にそのことを言ったら、単焦点と同じように使えばいいのさ、と言われ、レンズに表記されている数字の位置を指先で覚えて、立つ前に素早く指先で合わす練習をしたことを、久しぶりに思い出しました。ただ、このレンズではトルクが滑らかでないので、あまり上手くできませんでしたが 。

過去に散々、キットレンズと本体を抱き合わせで買ってきました。普通に写るんだけど、単焦点レンズばかり使っていると、いつも物足りなさが合ったことを覚えています。そういうものなんだろうな、とカメラ業界を見ていました。しかし、このレンズはよく写ります。しかもズームで薄いのにミラーレスに参入してからのNikonに、私は気合を感じています。Fマウント時代のレンズに、ボケのこだわりをもの凄く感じましたが、今は守備範囲を広くして攻めているというか(すみません勝手に述べています)今、Nikonで気になっているのは、ZRです。

