【散歩】代々木八幡〜奥渋〜恵比寿〜東京都写真美術館 Leica Summicron 50mm f/2 (1st)

奥渋看板

先日、小田急線の代々木八幡駅から、恵比寿ガーデンプレイスまでカメラ散歩してきました。酷暑が終わったと思ったら、急に12月の寒さを感じるようになりましたが、この日は散歩に適した気温で、終始、快適に歩くことができました。恵比寿ガーデンプレイス内の、東京都写真美術館での展示が見たくなり、このルートを決定。写真を撮りながら歩いたら、2時間超えるかな?、という計算。楽しんでいきましょう!(自分に言い聞かせる)カメラやレンズの情報は一番下に書いているので、興味のある方は最後を読んでください。今回はオールドレンズなので、優しい描写です。

Leica Summicron 50mm f/2 (1st)

朝8時に世田谷代田駅を出発。まずは下北沢駅まで*ボーナストラックを歩いていきます。(ボーナストラックとは、小田急線下北沢駅が地下化したことによって、前後の駅も地下化したため、その線路跡を商業施設&遊歩道にしたオシャレな通り。適度にユルい感じがいいのです)

ばら

朝から美しいものが目に入ります。

紅葉

ひっそりと紅葉。

代々木八幡駅

下北沢駅から小田急線に乗り、代々木八幡駅で降りました。数えるくらいしか降りたことないけど、なんとなく地理は把握しているので大丈夫。ここから、富ヶ谷1丁目通り (奥渋通り)を、ひたすら真っ直ぐ歩きます。ずっーと真っ直ぐ、渋谷文化村まで歩いていく感じです。

奥渋ストリート

逆光気味のこの写真、いい感じ。朝だから人がまだいません。いわゆる、”奥渋”へ続く道。

奥渋ストリート

通りのショーウインドーを眺めるのも面白い。ヴェールがかかったような写り。

文化村跡地

文化村跡地。奥の建物の構造がたまらなく格好いいので、ここは通るたびに撮ってしまう。建物がなくなったことで、今まで見えなかったものが見えてくるという面白さ。

渋谷繁華街

センター街へ入っていきます。しかし、外国人の観光客が多いです。

スクランブル交差点

オールドレンズでの逆光撮影は、フィルム時代の人たちからしたら御法度なんだろうけど、デジタルになったら表現の一部になってしまった。物の進化は常識をどんどん壊していくし、その進化のスピードが段々早くなっている気がします。それにしても、スクランブル交差点は朝から人が多い。そして交差点を渡ると、何やら行列が目に入ってきます。どうやら、ハチ公前で外国人が行列を作って並んで、順番でハチ公と記念撮影しています。どんな情報が回っているんだろう? ハチ公もびっくりですね。

スクランブルタワー

渋谷駅は、縁のない街になってしまいましたが、新しいビルの造形を見ているのは楽しい。

路上のススキ

渋谷駅先にある国道246を歩道橋で渡り、かつて東急線が地上の2階にあった辺りの地上の跡地は、渋谷ストリームというらしい。数年前まで、ここに流れている渋谷川は、まさにドブ川という名前に相応しい川だったのに、今では整備されてとても綺麗になっている。景色の変わりように驚きながら、足を進めていく。すると路上に、酒瓶にススキを生けて置いているのを見つける。粋なことをする人がいるもんです。

渋谷のビル

思わず立ち止まって撮ってしまった看板。「人生ってむずかしい」、人によってむずかしさは色々だな。

川沿いの植物

それにしてもよくボケるレンズです。70年前のレンズとは思えません。

時計

光の差し方が格好いい。

恵比寿裏路上

色と壁とバスの屋根とのバランスに惹かれて。

恵比寿路上のはな

やっと恵比寿駅に着いて最後の坂登り。目の前はガーデンプレイスです。

恵比寿ガーデンプレイス

着きました!計算通り、2時間かかりました。この記事の写真も多くなってしまったので、東京都写真美術館の展示内容の写真は、次の記事で紹介します。

恵比寿建物屋根

展示を見終えて外に出ると、光が強くなってきました。また自分の日常が始まります。

恵比寿駅看板

恵比寿駅に並ぶ電光の看板。お酒はやめたんだけど、少し飲みたい気分になってしまいましたね。

X-E4 & Leica Summicron 50mm f/2 (1st)

今回はこの組み合わせで歩いてきました。

カメラ : FUJIFILM X-E4
レンズ : Leica Summicron f/2 (1st沈胴)
アダプター : SHOTEN ヘリコイド付き

1950年代のレンズです。

X-E4 & Leica Summicron 50mm f/2 (1st)

レンズに少し曇りがあるので、霧がかった写りになりますが、それもまたいい表現でした。撮影中の絞りは、全てf/2.8で撮影。APS-Cセンサーサイズの割には、ボケ方がすごいなと思いました。APS-Cセンサーサイズなので、焦点距離が1.5倍になって、35mm換算、75mmあたりになる。最初はやりにくかったけど、慣れてくるとちゃんと75mmの目になってきて面白い。レンズのボケ方に助けられている部分もありますが…でも、楽しければいいんです。作品じゃないんだから。LeicaのM3で長く使ってましたが、フィルムでは絞って使うので、この開放付近の描写には驚きです。

FUJIFILM のフィルムシュミレーションは、CLASSIC Neg (クラシックネガ) をあてています。FUJIFILMの様々なフィルムシュミレーションは本当に描写が心地いい。長くフィルムを作ってきた会社の、デジタルになってからの提案の仕方がニクイというか。くすぐるものがありますね。

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この記事を書いた人

初めまして。「koresaka」と申します。
1973年生まれの50代前半で、妻と二人暮らしを続けて20年以上になります。

散歩が好きで、下北沢、新宿、代々木、原宿、渋谷といった街をよく歩きます。訪れる場所は似ていますが、変化のスピードが早いエリアなので、歩くたびに発見があり、飽きることがありません。

ブログでは、この散歩を軸に、カメラやレンズを中心とした記事を発信しています。大げさなことをするわけではなく、日々の暮らしにささやかな彩りを添えるような気持ちで書いています。

仕事の繁忙期と閑散期がはっきりしているため、撮影できる時期とそうでない時期が生まれます。そのため、更新が途切れることもありますが、ブログをやめるつもりはありません。自分のペースで、長く続けていきたいと思っています。

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