NOKTON classic 35mm F1.4 の改良型、シングルコートモデルです。
絞り開放ではなだらかで美しいボケ味を見せ、ひとたび絞れば鋭い切れ込みを感じさせる──そんな謳い文句どおり、f/1.4での描写には明確なクセがあり、それがこのレンズの大きな魅力だと思います。
ただ今回は、すべての写真を f/2 に絞って撮影しました。昨年は開放ばかりで向き合っていた反動もあり、今回は少し距離を取り、冷静にレンズを使ってみたかったです。
f/2まで絞ると、あの独特なソフトさは姿を消しますが、屋外の日中でも露出を気にせず、もっとも実用的に使えるギリギリのラインだと感じました。

今回はフレアを積極的に狙うこともせず、被写体に実直に向き合う感覚でシャッターを切っています。正月の空気がまだ色濃く残る代官山を、特に目的も定めず、ゆっくりと歩きながら撮影してきました。
f/2の描写は、ファンタジー性が薄れ、ボケも含めて非常に素直で正統派な印象にまとまります。刺激的ではない、と言ってしまえばそれまでですが、同じレンズでこれほど性格の異なる描写が得られるという事実は、あらためて興味深いものです。
あえて開放を使わない。その選択そのものを楽しむ──そんな少し屈折した遊び方にも、このレンズはきちんと応えてくれます。

コチラも!


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